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障害がある人でも、ない人でも選ばれるのが裁判員制度。
今回が初めての要約筆記者が手配されたそうです。
こうゆうことって、私は差別がなくていいことだと思います。
伝えることを正確に、障害のある方でも出来る!ってことをもっとアピールしていっても良いのではないかと思います。
◆被害者の母親出廷/裁判員法廷@奈良(5月19日asahi.com)
■強姦致傷事件
◎初の要約筆記者手配も
10代の女性を強姦(ごうかん)したとして、強姦致傷罪などに問われた滋賀県東近江市の外装工増崎久範被告(23)の初公判が18日、奈良地裁(橋本一裁判長)で始まった。県内の裁判員裁判では4例目で、被害者の母親が出廷し、ついたて越しに意見を述べた。補充裁判員に選ばれた耳の不自由な人のために、初めて要約筆記者が手配された。19日に弁護側の証人尋問、20日に論告求刑などがあり、21日に判決が言い渡される予定。
午前中の選任手続きでは、地裁が出席を求めた42人のうち、36人が参加(出席率85・7%)。裁判員6人(男性3人、女性3人)と補充裁判員2人(男性1人、女性1人)が選ばれた。
補充裁判員の1人に耳の不自由な人が選ばれたため、パソコンで審理の内容を書き起こす要約筆記者が手配された。裁判長が検察側、弁護側双方に対し、ゆっくり大きな声で話すよう配慮を求めたという。
増崎被告は起訴内容について「間違いありません。すみませんでした」と認めた。
検察側は冒頭陳述で、被告が犯行直前に婚約者とけんか別れし、立腹していた経緯を説明。被害者を車に監禁して連れ回した距離約46キロについて、「奈良市から尼崎市まで達する距離」と指摘。被害者は今も心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいるとした。
一方、弁護側は事実関係を認めた上で、犯行時の被告の精神状態について、婚約者との将来を見失い、茫然自失(ぼうぜんじしつ)だったと指摘。婚約者も責任を感じて、被告を支えようとしているとし、「許されないが、公平かつ妥当な結論を」と呼びかけた。
検察側の証人尋問では、被害者の母親が出廷。ついたてで被告や傍聴席から見えないよう配慮された母親は検察側の尋問に、「事件後、明るかった娘から笑顔が消えた。犯人を殺したいくらい憎い。極刑を望みます」と涙声で話した。裁判員の1人は母親に被害者の治療状況を尋ね、「時間がかかりますね。根気よくケアしてあげて」と声をかけた。